白い歯への憧れ
黄色い歯の悩みは多いと思います。白い歯は当然ですがかなり魅力的であり、誰もが憧れているはずです。ところが実際には黄色い歯について悩んでいるということになります。こうした歯の色というのはどうしてなのでしょうか？
まず歯の構造ですが、歯の内部は内側から「神経部分である歯髄」～「象牙質」～「エナメル質」と層を成しています。
歯が黄ばんでいく原因はいろいろあるのですが、その多くとしては、食生活や喫煙習慣による場合で、色素が起こす黄ばみです。加齢が進むこと自体も原因で、エナメル質が薄くなってもともと黄色みを帯びている象牙質が透けて見えてしまいます。その人のもともとの体質で、最初から歯の黄色みが強いという場合もあります。残念なことに日本人の場合、実は平均的に歯の黄色みが強いようです。
普段、歯のことなどあまり気にしていない人でも、白いスーツやドレスなどを着る場合は、やはり歯の黄ばみが急に気になったりするものです。そんなことから、結婚式前にエステを併せてホワイトニング治療をするカップルも珍しくはないようです。
白い歯を実現するためのホワイトニング治療というのは、歯の一番外側のエナメル質を治療します。つまりこの部分を白くする治療方法です。
ホワイトニング治療で使用する薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素などとなります。これらの成分は分解されると酵素を発生するので、それがエナメル質の色素を消していくのです。イメージとしては、髪を脱色する場合と同じような感じです。